建設リサイクル法とはどういうもの?
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2022/09/21
コラム
建設現場では毎日多くの廃材が出ますが、廃材だからと言ってただ捨てているわけではありません。
建設リサイクル法という法律にもとづいた、適切な管理や処分が必要なんですよ。
今回は「建設リサイクル法」とはどういう内容なのかを詳しく解説していきますね。
▼建設リサイクル法とは
建設リサイクル法とは、正式名称を「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律」といいます。
施行されたのは2002年ですから、比較的新しい制度と言えますね。
2002年より前の建築現場では、ほとんどの廃材がまとめて処分されていました。
しかしこの方法では処分場がすぐに一杯になってしまいますし、順番を待てない業者による不法投棄も大きな問題でした。
また、廃材とは言えその中には再利用できるものも多くありました。
こうした背景から生まれた法律が、建設リサイクル法というわけです。
■対象になる資材は?
建設リサイクル法の対象になる資材は、主に以下のようなものです。
・コンクリート
・アスファルト
・木材
・鉄筋コンクリートなどの建築資材
こうした資材は、分別して適切な処理をすればまた別の現場で利用することができます。
その分手間もかかりますが、限られた資源を有効に活用できるように建設現場でも努力が続けられているんです。
▼まとめ
建設リサイクル法とは、建設現場で出た廃材を適切に分別し、別の用途に利用できるように定められた法律です。
コンクリートやアスファルトなどはただ捨てられるのではなく、新しい建築資材に生まれ変われるというわけですね。
解体などで出た廃材を見かけた際は、ぜひ別の形で再利用された姿を思い描いてみてくださいね。